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超電磁ロボ コン・バトラーV : ミニ英和和英辞書
超電磁ロボ コン・バトラーV[ちょうでんじろぼ こん ばとらーぶい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょう]
  1. (n,n-suf,pref) super- 2. ultra- 3. hyper- 
電磁 : [でんじ]
 (n) electromagnetic (physics)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

超電磁ロボ コン・バトラーV : ウィキペディア日本語版
超電磁ロボ コン・バトラーV[ちょうでんじろぼ こん ばとらーぶい]

超電磁ロボ コン・バトラーV』(ちょうでんじロボ コン・バトラーブイ)とは、NET土曜日18:00 - 18:30枠において、1976年(昭和51年)4月17日から1977年(昭和52年)5月28日にかけて全54話が放送されたテレビシリーズの題名。なお、同年4月2日放送分からのキー局名は、テレビ朝日に変更されている。
本作は東映テレビ事業部が初めて製作したテレビアニメである。それまでの東映アニメとは違い、東映テレビ事業部企画制作創映社(現・サンライズ)委託するという手法をとった〔『ロマンアルバム 超電磁ロボ コン・バトラーV』〕。
1976年3月26日まで放送されていた『勇者ライディーン』のメインスタッフを招集することで、後に「長浜ロマンロボット3部作」と呼ばれる作品群の第1作目に数えられている。通称は『コンV』。
本作によって開始された東映テレビ事業部企画・八手三郎ロボットアニメシリーズは、その後もキー局・制作会社・代理店などを替えながら、1984年 - 1985年放送の『ビデオ戦士レザリオン』まで続くことになる。
== 概要 ==
企画段階の仮称は『マグネスV(ファイブ)』であり、これは次番組『超電磁マシーン ボルテスV』の原題にもなった。企画段階のキャラクター名は、主人公が「中島俊」、浪花十三に相当するキャラが「東山勇太郎」、他は同じで、東西南北+中であった。当初の試案では9機の合体が予定されていたが、多すぎるということで6機、後に5機に減らされた。
本作に大きな影響を与えたのが『ゲッターロボ』である。ゲッターロボは作中で行われる3機合体が玩具では再現できないという不満が高まっていた〔ちなみに、1999年には有限会社スタジオ・ハーフ・アイが完全な変形・合体・分離が可能な『完全変形ゲッターロボ』を市販したが、途方もないパーツ数と複雑きわまるギミック、そして、価格も数万円単位という子供用玩具とはいえない代物になった。〕ので、玩具メーカーのデザインにより、玩具上でも可逆的に合体・分離が可能な合体ロボを登場させたのが本作である〔『ガンダム・モデル進化論』〕〔玩具には合体時の強度不足を補うための補強用のベルトが付属する。〕。このコンセプトは、次作『超電磁マシーン ボルテスV』や後年の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」にも受け継がれている。
村上克司によると、本作は東映の渡邊亮徳が持ってきた「胴体を輪切りにされた、いわば『だるま落とし』のようなロボット」がきっかけだという〔『電撃 HOBBY MAGAZINE』 2007年7月号、角川グループパブリッシング、2007年〕。村上は輪切りではなく各パーツが異なる個性を持ったマシンにすると決め、これがコン・バトラーVの基本コンセプトとなった。
辻真先によると、本作は『勇者ライディーン』のスタッフが手掛けることになっていた。だが総監督の長浜忠夫によると、『ライディーン』の終了が確実視されるようになってもその続編をテレビ局に売り込むことを継続しており、本作の飯島敬プロデューサーの催促を無視していたそうである〔。結局、新番組の立ち上げが不可能になるギリギリの時期で、長浜は『続・ライディーン』を断念し、スタッフがようやく本作に回ってきたので、スケジュールが逼迫した〔『コン・バトラーV ボルテスV ダイモス ダルタニアス 大全』〕。
ちなみに5機合体の絵コンテは、『ライディーン』終了からわずか数週間の準備期間しかなく多忙を極めた長浜に代わって、かつて東映動画の演出家でもあった東映エージエンシーの及部保雄が描いていたと、辻は証言している。
本放送当時、東宝映像の川北紘一によるCM演出も効果を上げて大人気を博した。
キャラクターとメカニックのデザインは、長浜によって一度はリセットされている。長浜は『ライディーン』の試写で近所の子供を毎回招いていたが、彼らが帰る時に長浜の机にある本作のデザインを見て酷評したので、デザイン変更を決定した〔(安彦良和によると、『ライディーン』と同じくロボットのデザインは村上が担当し、安彦がアニメ用に修正したそうである〔『THE・超合金』〕)。
しかし、次作『ボルテスV』ではスポンサーがロボットのデザインを企画段階の初期で早々に決定したうえ、「もうロボットはどこもいじらないで下さい。コン・バトラーの時は、製造工程上大変迷惑を受けた。もう二度と、あの思いはしたくない」〔『コン・バトラーV』ではアニメ側が独自判断でのデザインをアレンジしたため、これに併せるべく玩具メーカー側では金型の再作製などの大変な労力と出費を強いられることになった。〕と長浜に言っており〔、本作でのアニメ制作側のアレンジで生じた混乱の再発を玩具メーカー側が極度に嫌ったことがその背景としてあった。デザインに一切触れさせてもらえなかったにもかかわらず、必殺技の設定について1976年末の土壇場で変更されるという迷惑な事態に見舞われ、キー局名の変更に合わせて終了予定だった本作を1977年の5月末まで延長し、『ボルテスV』の開始と玩具の製造・供給への時間をどうにか捻出するという羽目に陥ってしまった。
敵ロボットは、ガルーダ編(第26話以前)では「どれい獣」と呼ばれ、ジャネラ編(第27話以降)では「マグマ獣」と呼ばれている。後年の「スーパーロボット大戦シリーズ」などにおける紹介では、コンピュータエンターテインメントレーティング機構の規制から、「マグマ獣」の表記で統一されることもある。
本番組が終了した年に創映社は「日本サンライズ」と改名され〔放送当初から「日本サンライズ」と表示されるのは後番組であるボルテスVから。〕、10月に日本サンライズとしてのオリジナル作品第1作目としてロボットアニメが放送される。当初は本作や次作と同じ5機合体ロボットという構想であったが、サンライズの作画労力の軽減やスポンサーがクローバーという小規模な玩具メーカーだったため、5機から3機に減らされ、改名後の作品は『無敵超人ザンボット3』となった。
1982年(放映6年後)、海外展開に伴い「宇宙にはまだこんなに凄いやつがいた!」というキャッチフレーズとともに、一回り小さいものの、ポピニカとほぼ同じデザイン・合体と、より洗練されたプロポーションを再現し、強度不足を解消したDX超合金『電磁合体コン・バトラーV』が発売された。1999年(放映23年後)にはアニメに忠実なデザイン・合体を再現した超合金魂が「少年の心を持った大人たちへ…」のキャッチフレーズで発売され、さらに10年を経た2009年(放映33年後)には超合金魂のリニューアル版が発売。2009年版は5機のマシンを収納できる大型基地「南原コネクション」の玩具も限定品として通信販売された。
1987年放送の『超人機メタルダー』の第5話、1988年放送の『世界忍者戦ジライヤ』の第30話、1993年放送の『特捜ロボ ジャンパーソン』の第47話、2002年放送の『仮面ライダー龍騎』の第36話に、それぞれテレビを観るシーンで、本作の一部が映っている。
2012年5月、京楽産業.からパチンコ『CRぱちんこ超電磁ロボ コン・バトラーV』が発売され、ホールでの稼働を開始。キャラクターデザインは、アニメーターの田村英樹によって一新されている〔「ぱちんこ 超電磁ロボ コン・バトラーV」プロモーションビデオ。これも素晴らしい!: 編集長メモ 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「超電磁ロボ コン・バトラーV」の詳細全文を読む




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